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金明輝監督への想いは?観客数は?アビスパ福岡・川森会長超ロングインタビュー2025
こんにちは。福岡のなかみ編集長の大塚たくまです。
実は「福岡のなかみ」を運営している株式会社なかみは、アビスパ福岡のサポートファミリー。そして、ぼくは「大塚はアビスパ福岡のために何かしたい」というYouTubeチャンネルをやっております。
今回は、アビスパ福岡の川森敬史会長にサポーター目線での質問にたくさんお答えいただきました!
事前にアビスパ福岡サポーターの方から集めた質問から多かった質問を抜粋して、お答えいただいております。ただ、さきに言っておくと、かなりしっかりめのアビスパサポーターが興味をひきそうな内容です。……今回はかなり長くなりました。
一般のマスコミではありえない、「福岡のなかみ」ならではの、絶対聞かない内容ばかりをお尋ねしております。
目次
- 1 川森会長、毎年ありがとうございます!
- 2 新監督に金明輝監督が選ばれた理由とは?
- 3 過去の問題にどう向き合っていく?
- 4 実績あるJ1現役指導者であることの重要性
- 5 川森会長の金明輝監督への個人的な想い
- 6 川森会長、会見で嘘をついてませんか?
- 7 2024年、観客動員数が昨年対比でマイナスだけど?
- 8 新規客を呼び込む施策は?
- 9 大都市なのに観客数が少ない不思議
- 10 学割チケットを販売してほしい
- 11 新スタジアムの計画はある?
- 12 ベススタの最大収容は本当に2万人ですか?
- 13 土足で座席に立たないで!
- 14 予約できる駐車場は増えないの?
- 15 ファンクラブの「ふるさと」はなぜ廃止?
- 16 クラファンやり過ぎでは?
- 17 ユニフォームが高すぎる
- 18 グッズにサポーターの意見を取り入れてほしい
- 19 債務超過は解消しますか?
- 20 なぜアパマンはアビスパの経営を続けるのか?
- 21 なんで今年はあんなに補強できたの?
- 22 契約社員の給与、安すぎません?
- 23 大村さんはどれくらい経営にコミットしてるの?
- 24 アビスパのこれからあるべき姿とは?
- 25 アビスパ福岡は誰のもの?
- 26 SNSをもっとオープンにできないのか
- 27 川森会長個人に関する質問も…
川森会長、毎年ありがとうございます!

毎年恒例になってきましたね。最初のインタビューから、かれこれ5年……。いつもありがとうございます!
とんでもないです。こちらこそいつもありがとうございます。先に質問を見ました。クラブとしても、お答えしたい内容なので、ぜひともよろしくお願いします!
それでは、さっそくよろしくお願いします。
新監督に金明輝監督が選ばれた理由とは?

やはりこの質問が多くありました。まずは、なぜ新監督に金明輝監督を選んだのでしょうか。
まず、アビスパ福岡は、これまで築いてきた「アグレッシブな攻守のスタイル」を継続し、さらに進化させることを目指しています。その中で、新監督の選考においては 「戦術的な適性」「攻撃面の強化」「選手の育成能力」 の3つのポイントを重視しました。
それらの面で、金明輝監督が優れていたということですか。
そうですね。特にさまざまな状況でどのようにプレーすべきか、どういう選択肢があるかを仕込んでいく「攻撃のオートマチズム」を構築できる力に優れた監督の一人です。
金明輝監督も会見でやるべきことをしっかりとチームで共有し、試合の中でしっかり選手が見極めて、判断できるようにしたいというお話はされていましたね。
「選手の力を最大限に引き出す指導力」 も高く評価しています。若手の育成にも積極的に取り組み、選手の成長を促す指導者です。そういった点も、アビスパ福岡の目指す方向性と合っていました。
選手たちとは、どのように接する監督ですか?
一つ一つのプレーや勝負に対してシビアですが、とても選手との距離感が近い監督だと思います。選手たちの先輩のような、お兄さんのような存在だと思います。たとえば、先日の試合で安藤選手が決勝点を決めた試合で、試合後の金明輝監督の安藤選手へのセリフが話題になりましたよね。
そうそう。安藤選手に「ありがとう、助かった」って声をかけていました。
あれは、ミョンヒ監督の「選手との距離感の近さ」がよく現れたセリフです。あの「近さ」が魅力のひとつなんです。
あまり監督が言わないセリフですよね。素直な思いが口に出たんでしょうね。監督としては異例の声かけだったのか。
過去の問題にどう向き合っていく?
そして、過去の問題にクラブとしてはどう向き合っていくのかという質問もありました。
金明輝監督の過去の問題については 、決して容認できるものではありません。金明輝監督は当時のクラブを辞任し、JFAの技術委員会の裁定を受け入れ研修プログラムを真摯な姿勢で受講しました。その過程で過去の言動を猛省して指導者としての姿勢を見直し、町田での2年間を通じてさらに成長したことを関係者にも確認し、慎重に判断しました。
現在、クラブとしてはどのように対策をしていますか。
アビスパ福岡では従来から行っている、コンプライアンス研修の継続的な実施や外部通報制度の活用を通じて、健全なチーム環境を維持することに努めます。また、強化部はミーティング現場に密着し、監督や選手との定期的なコミュニケーションを図ることで、問題の早期発見・対応を徹底しています。
誤った指導で結果が出ても、意味がないですからね。
一般論もそうですが、行き過ぎた指導が起きにくい環境の整備も重要だと思っています。必要以上に重い責任や重圧、権限を個人に与えて追い詰めないようにしなければなりません。これは会社幹部にも言えることだと思います。
個人の気質だけではなく、周囲のサポートも大事ですよね。
アビスパ福岡は選手たちと指導者が一体感を持つマネジメントで成果を出せるクラブを目指しています。
実績あるJ1現役指導者であることの重要性

金明輝監督に、何を期待しているのかという質問ですね。
私たちは「アビスパ福岡の変わらぬ戦い方~Avispa Style~」をベースに「堅守速攻のスタイルを基盤に、より攻撃的で迫力のあるチーム」 を目指しています。攻守のバランスを取りながらも、攻撃的なアプローチを増やすことは特に期待している点ですね。口で言うほど簡単ではないですが……。
3連敗の後、リーグ戦3連勝。公式戦としては4連勝ですが、その成果は少しずつ見えてきていますね。現在のチームの雰囲気はいかがですか。
チームの雰囲気は、キャンプからいいですね。そこに成績が伴わない状態が続いていましたが「連敗で気持ちまで崩れないようにしなきゃいけない」というムードがありました。共通して言えることは、選手間の競争の厳しさと良好なコミュニケーションの両方が存在しています。
なるほど。せっかくいい状態なのに、成績の悪さに飲み込まれて、雰囲気まで悪くならないようにしようということですね。
そうです。本当に最初の3連敗も、紙一重だったと思っていますが。
そして「他にも監督候補がたくさんいる中で、なぜ金明輝監督に?」という質問も入っていました。こちらはどうですか。
「今のアビスパで、短期間でロードマップに沿った成果を出せる監督」ということを考えると、そんなに監督候補がたくさんいるわけではないと、私たちは考えています。
えっ、どうしてですか。
監督選定において、いくつか重要なポイントがありますが、「J1クラブの現役指導者である」という点も大事にしています。直近のシーズンで各チームを分析していることには大きな意味があると考えているからです。
なるほど……。たしかに、そうなるとかなり候補が狭まりますね。
昨シーズン在籍していた町田ゼルビアさんで対戦相手の分析をして戦い、一定の成果を出したミョンヒ監督はJ1全体で見ても貴重な存在でした。
たとえば、J2で戦う場合、昨年J1で結果を出した監督を招聘するより、J2で結果を出した監督を招聘した方がよい、ということもありますか?
いいえ、J1で成果を出していることは貴重なので、その場合は、直近でJ2で成果を出しているヘッドコーチを探すことになるでしょうね。
へぇー。現場はそういう感覚で動いているわけですね。それくらい重要なことなのか。考えてみれば当然か。
ミョンヒ監督にはこれまでの経験を活かし、アビスパ福岡らしい「一体感」を大切にするチームづくりと、勝利にこだわり、ファン・サポーターを魅了するチームにしてもらいたいです。そのために、フロントも全力でミョンヒ監督をサポートします。
川森会長の金明輝監督への個人的な想い

金明輝監督に関連する質問が続きます。川森会長個人としての、金明輝さんへの想いについてですね。
ミョンヒさんは対戦相手だった頃から、よく立ち話をしてくれました。それも、ミョンヒさんの方から挨拶してくれて。
へぇ、そうだったんですね。対戦相手で声をかけてくるというのは、やはり珍しいことなんですか。
アビスパOB以外では珍しいですね。その頃から、ミョンヒさんの真面目な人柄や素直さ、そして、何よりサッカーが大好きな方であるというのは、会話から感じていました。ちなみに、先日ミョンヒさんに立ち話の件を聞いたところ、「各クラブの代表者(実行委員)は、顔を覚えたくらいで交代してしまいますが、川森さんは他クラブの監督さんたちも知ってると思いますよ。」とのことでした。笑
へぇー。川森会長は、金明輝監督をどのような人物だと感じています?
まずは真面目。そして、ロジカル。せっかちで早口なところがありますが、頭の回転が速いですね。あとはものすごく素直な方です。
どんなときに素直だと感じますか?
こちらから提案したり、何気ない会話の中で話したりしたことなどを、すぐに取り入れて修正するところでしょうか。日本語の細かなニュアンスやマナーなどについても話すと、すぐに対応していますね。
たとえば、どのようなことですか。
たとえば会話で、「ここがダメだから直そう」というよりも、「こんなプレーを続けよう」ということを伝えたら、相手の受け止め方が変わるじゃないですか。そういうことも日頃のコミュニケーションの中で会話してますが、すぐ取り入れる対応の速さから、素直な切り替えの早さを感じています。
なるほど。
あと、アビスパでは選手たちが公式戦のピッチ練習の前に、毎試合ピッチ中央付近で四方向に「感謝の意味を込めて」一礼していることを伝えた際に、自らも「ご来場された皆様に感謝の気持ちで一礼をしたい」と言われました。試合前のロッカールームでの打ち合わせのタイミングが重ならない限りは、選手たちと一緒に、もしくは、ホームスタジアムの場合は、ミョンヒさんの監督名が呼ばれるタイミングで、開幕戦からピッチサイドで一礼していますね。
そういったコミュニケーションを密にとっているんですね。
はい。それと、ミョンヒさんは相槌で「はい、そうですね」というタイミングで、「いえいえ」というクセがあったんですよ。
おぉ。意味としては、逆になっちゃいますね。
そう、逆なんですよ。なので、相手の受け止め方が逆になってしまうことを伝えたら、次から違う表現をするようにしていましたね。
今思えば日本人でも謙遜のニュアンスを含んだ同調の意味で「いえいえ」って、言う人いるなぁ。笑 でも、公の場で使うと誤解されちゃうかも。
ミョンヒさんはまだ43歳で若い監督です。これからもっと時代にマッチした表現方法やコミュニケーションを身に着けていけば、さらにマネジメント力が磨かれて、オファーの絶えない監督の一人になると思います。まずはアビスパで頑張ってもらわないとですね。
では、最初に候補として金明輝監督の名が出た時は、結構すんなり、という感じだったんですか。
柳田強化部長と立石副社長からミョンヒさんの名前を聞いて、私自身も関心を持っていた指導者の一人でした。選定から就任までは一定のハードルがあると思いましたが、丁寧な対応で関係者の皆様にご理解をいただいたうえで、アビスパのチカラになってほしいと思える候補者の一人でした。
川森会長、会見で嘘をついてませんか?

川森会長が新監督就任会見で嘘をついた、という意見を見かけます。実際はどうなのでしょうか。会見で就任プロセスについて、川森会長はこのように話してます。
そこからは、ルールに則って進んでいきます。守秘事項の観点から、取締役企業様、各株主様といった方々に事前にご相談できる範囲で、新監督候補である金氏の反省の姿勢と実績をご説明し、ご意見を求めました。
クラブのバジェットとコンプライアンスの観点で、執行メンバーが責任を全うする体制をご説明し、理解を得て、本日の就任会見というふうになっております。
まあ、たしかに「反対意見がなかった」とまでは、発言していません。「理解を得た」と言っており、これは取締役会で正式に承認を得たという意味ですね。
取締役会で、基本的に誰が賛成で、誰が反対してどんな意見を言ったというのは、公に話すことはあまりありませんし、顧問弁護士からも「活発な議論」を阻害する可能性があるので、そこは控えた方がいいとアドバイスをもらっています。
一般的にはそうですよね。それは理解できます。あとは物議を醸した、ここの部分。
自分も「おや?」と思った部分でしたが、たしかにここも「ネガティブな意見がなかった」とは言ってはいませんね。
はい。私が伝えたかったことを言葉を添えてお話ししますと、「問題のないプロセスで取締役会で承認された」という記者会見の冒頭にお話ししたことがひとつです。
そうですよね。
その後、約1時間ほどいろいろな記者の質問に回答する中で、「今回の件について一定の想定はされていたとおっしゃってますが、ここまでの事態になるという想定はされていたのでしょうか。」という、世間の反応についての質問の回答として、「記者会見までに実際にお会いしたスポンサーの方々や商談先の企業の方々などとお話しする際に、苦言をもらうことはなかった」ということをお話ししました。
世間の反応に対する質問の回答として、ということですね。
そのうえで、「ここまでの事態になっていましたので、記者会見の日が月曜日になった背景や、ライブ配信にしたこと、要約書やO&Aを公開すること」を回答する一環でお話ししました。その後、回答の一部が、文脈の違う取締役会を含めた反応になっていて、記者会見での回答の難しさを感じました。詳しくは要約書をご覧いただけると幸いです。
なるほど……。まあ、たしかに記者会見の現場ではそういうやり取りだったんでしょうね。「嘘をついた」は言い過ぎですね。
ここで大塚より、もう少し補足の解説をしたいと思います。
川森会長はたしかに会見では「反対意見がなかった」とは発言していません。ただ、川森会長が「SNS以外での反対意見」について、言及していないのも事実です。それにより「川森会長がSNS以外での反対意見を無かったことにしている」という印象を持つ人が現れたのだと思います。(ぼくも最初、そう感じました)
それを裏付ける格好になったのが「取締役会でのふくや・川原社長の反対」です。
ふくやの川原社長はnoteで、スポンサー契約を満了とした理由として「アビスパ福岡でパワハラ等の事案が再発、もしくは過去の事案について再燃した場合、スポンサードをしている弊社に対してのレピュテーションリスク発生の可能性を排除できない」と記しています。金明輝監督が就任することにおける「リスク」を重く考えており、西スポの取材でも川原社長は「うちが監督人事にもろ手を挙げて賛成していると捉えられるのは心外だった」と話していました。
川森会長は、取締役会での事項を勝手に公表できない立場。川原社長は、取締役会で承認されたことだけ伝えられると、自分まで賛成しているように思われてしまうのは心外だという立場。お互いにお互いの立場で、責任を全うしているだけの出来事だと思いました。
<参考>
アビスパ福岡様とのスポンサー契約満了について / Takehiro Kawahara
アビスパ福岡の熱烈サポーター、ふくや社長が語るスポンサー撤退の経緯 30周年のクラブに望むことは
2024年、観客動員数が昨年対比でマイナスだけど?

観客動員数は、2023年が191,887人なのに対し、2024年が184,271人ですね。減ってしまったじゃないかと。
はい。一見そう見えますよね。実はその数字は試合数に違いがあります。2024年はルヴァンカップを早々に敗退したので、試合が少ないのです。2023年は22試合、2024年は19試合です。

昨年はルヴァン杯のホーム開催がなかったんですね。
はい。残念ながら……。総合観客数の平均で比較すると、観客数は増えているんです。

本当だ。年々、着々と増えてはきているんですね。ただ、ルヴァン杯を含めない、J1のリーグ戦だけで比べると、68人減った形になりました。

減ったと言うか、上げどまり、と捉えた方がいいですね。2024年は2023年よりも成績が悪かったわけなので。ルヴァン杯優勝を契機に観客数は増えていますが、より高い成績をおさめないと、増え続けるということはないみたいです。
ほぼ同数ということですね。まだまだ取り組めることはあると思いますので、地道に頑張ります。昨年は夏場の勝てない時期が長かったことや、J1リーグ最少得点などいろいろ影響があったと思いますが、発券枚数や入場者数の推移については、事業計画を上回っているので、派手なプロモーションもなかなか難しいですが、必ず計画数字を上回るように取り組んでいきます。
J1で比較した時に「最下位」というのも気になります。

早く最下位を脱出したいと思っています。他クラブと比較した場合、「J1での素地」の少なさも原因の一つにあると思っています。
なるほど。たとえば、サガン鳥栖はJ1在籍年数は13年なのに対し、アビスパ福岡は9年。しかも、連続で在籍している年数も少ないですね。
スタジアム改修や新設がない限り、なかなか観客数は急には増えないので、まずはJ1定着を続けて福岡の街で素地をつくり、継続は力なりで地道に取り組むことが重要と思います。
その観点で言うと、スタジアムの改修をしたJ1在籍1年の町田の平均観客数(17610人)は凄いですね。そして、スタジアムを新設した在籍年数も昇格降格が多い状況も似ている京都にも平均観客数が負けているので、まずは京都くらい(13535人)を目指したいですね。
新規客を呼び込む施策は?

新規の人を呼び込む施策をもっとやってほしいという声です。
今、力を入れているのはクーポン配布ですね。50%OFF、30%OFFのクーポンをきめ細かく発行してSNS広告も展開しています。JリーグIDなど、アビスパ福岡と関係性のある方に届くようになっているんです。1年来場されていない方とか、今年1回来場した方など、セグメントを分けて細かく配信しています。
無料チケットのばら撒きはファンが定着しないし、結局「お金を払ってまではねぇ」という印象を持つ人が大多数ですからね。実のある施策をできる範囲で。これを続けるしかない……。
はい。無料チケットはプロの興行として配らない方針を継続しています。むしろ「もっとお金を払ってでも観てもらいたいと思う試合をしよう!」と、選手たちとも話しています。
タダ券はチケットを購入して応援している人に、失礼と思われる側面はあるしなぁ。
その分、新規の方のきっかけとして、発売から3日間は割引になるチケットや、ファミリーチケットなど、スタッフも他クラブの取り組みを参考にしたり、ファン・サポーター皆さんのご意見を聞きながら、工夫を凝らして取り組んでいます。

チケットの工夫は増えていますよね。いつもガラガラなエリアを有効な場所にするための取り組み。重要です。
はい。私たちもスタジアムに足を運んでくれる方々をもっと増やしたいと思っていますので、割引は、その入口として設けておきたいです。ウェルカムシートも大切な取り組みと考えています。

ウェルカムシートは、人気クラブの試合でアウェイのゴール裏が満杯になりそうな時でも、基本的には設置する方針で販売しています。
えっ、でも、もうそういうときは潰してもいいんじゃないですか。確実に埋まるわけだし。
現場からも人気クラブの試合時に「ウェルカムシートをなくしては」という提案がありました。でも、そこが家族の大切な楽しみの場になっている、という人がいます。それでいつもより少し狭くはしますが、ゼロにはせず、残すようにしました。浦和戦でいいますと、アウェイゴール裏席は自由席なので席詰めすれば、数字上の満杯である2,679席にはならないと考えています。

アウェイサポーターからクレームはきそうですが、それを覚悟で残しているんですね。
ご来場いただいた皆様にとって、スタジアムは楽しい場所であってほしいと思っていますので、できるだけ不快に感じることがないように運営には気を配っていますし、収益も大事ですが、福岡の市民クラブとしての役割も大事。その狭間での議論をしながら、結論を導いています。
長くスタジアムで観戦し続けてくれるサポーターを生み出すためには、重要な施策ですね。きっとウェルカムシートや、ファミリーシートに助けられている人はたくさんいますよ。
大都市なのに観客数が少ない不思議

福岡は大都市なのに、なぜこんなに観客数が少ないのかという話題ですね。
まずは先ほど申し上げた過去30年でJ1在籍が通算9年しかなく、そのうちの4年が直近なので、まだ素地がない点も影響していると思います。スタジアムも30年が経ち時代にマッチした設備や、話題性も乏しいかもしれませんね。
まぁ、そこは基本になってしまいますか。
あとはサッカー人気の低い土地柄であるという点もありそうです。とあるテレビ局の人に話を聞きましたが、福岡はサッカー日本代表戦の視聴率が他の地域と比較しても、かなり低い傾向にあるそうです。
そうなんですね。たしかに警固公園や西通りで「ニッポン!」なんて騒いでる人、一人も見たことないな。ホークス人気が原因に挙げられることもありますが、これもニワトリが先か、卵が先か、みたいな話で。そう思うと、別に「不思議」じゃなくて、原因はちゃんとありますね。
そうなんです。メディアにも取り上げられるようにしなければならないですが、ミョンヒ監督になってからは、公開練習がかなり増えましたので、テレビやラジオ番組で取り上げやすくなってると思います。ここは野々村チェアマンにもアドバイスをもらっている点でした。
なるほど、そこはこれからよい影響が出るといいですね。
学割チケットを販売してほしい

学割チケットは、たしかゴール裏にありましたかね?
そうですね、ゴール裏のみ、大学生料金を設定しています。小中高料金は全席にあります。

さらにポケットに優しいチケットとなると、大人2,000円のウェルカムシートになるわけですね。ほんと安いな、ウェルカムシート。
はい。それ以上の良い席でご覧になりたいということであれば、バックスタンド自由席などのチケット代をお支払いいただくしかないわけですが……。JIDやSNSで展開している割引クーポンをゲットしてお使いいただくのもいいと思います。
いや、まあ、それはそうでしょう。 安い席は安く、高い席も安く、というわけにはいかないですよ。プロスポーツですから、お金を払う価値を感じるには、お金を払って観ないと。
チケットの工夫もあって、少しずつ無料券を使わずに来場者は増えており、入場料収入は毎年過去最高額を更新しています。ただJ1リーグの平均入場料収入には届いていませんので、ご理解いただければと思います。
新スタジアムの計画はある?

新スタジアムの計画は……?
今、そういった話はないですが、ベスト電器スタジアムのビジョンや芝の張り替えなど、細目に改修はしていただいていますね。
J2の頃は「J1に上がったら新スタジアムほしいよなァ!?」みたいな話があったのに、定着したらみんなダンマリじゃん。
まぁまぁ……。とはいえ、今、アウェイで対戦チームのスタジアムに行くとバリアフリーなんですよ。アビスパは、車椅子席って16席しかなくて。いつも、だいたい満席なんです。インクルーシブなスタジアムになれるように地道にアクションしていきたいと思います。

現実的には、そういったところのリニューアルからでしょうね。
ベススタの最大収容は本当に2万人ですか?

これこそ七不思議、みたいなやつですよ。タブーにぶっこんでいきましょう。
実は収容は21,562名なんですが、イスは20,077席しかないんですよ。立ち見が1485名収容可能という状態なんです。
えっ!? イスは20,077しかないんですか。立ち見が1485!なんだそれは。

みんなでギッチギチに1席残らず埋めて、20,077名なわけだから。入るわけないですね。
しかも中継のカメラ位置の都合で使えない席もありますし、安全面を考慮してアウェイ側との間に設ける緩衝帯もありますからね。
じゃあ、本当の満席って19,000いくつとかじゃないんですか? だから、一昨年の最終戦の18,309人っていうのは、やっぱりほぼ満席なんだ。じゃあ、2023年の「2万人プロジェクト」っていう、アレは一体何だったんですか?

「2万人」という言葉を出したのは勢いでしたね。キャッチーな「2万人」という言葉が、先走って出てしまいました。ご来場者数を取り入れたタイトルとしては反省のキャンペーンです……。
あー、そうなんですね。メディアに露出でき、取り組み自体は良かったですけどね。ただ、本来は「毎試合1万人キャンペーン」とか、そういったところからな気がします。集客の盛り上げも、持続性のある取り組みが大事ですね。
土足で座席に立たないで!

この件は代表メールにも、アンケートにも来ていて、問題を認識しています。このような違反行為はさびしいですね。ご来場者個人の資質が問われる部分ですが、警備員が見て回るしかないかなと思っています。
ただただ、やめてほしいですね。こういったマナー関連のクレーム、他にも来ているものはありますか?
試合中に、周囲が不快になるような野次を叫び続ける人がいるということで連絡が入ることがあります。
たしかに。友達を「サッカー観に行こうよ」と誘って、近くで野次られ続けると、本当に最悪ですもんね。
ゲームが面白くても、雰囲気が悪くなってしまいます。スタジアムは公共の場なので、良識のある振る舞いをしてほしいです。
予約できる駐車場は増えないの?

親和広場は予約ができるように、動いています。
あっ、そうなんですね!
駐車場を増やすのは、クラブの一存でできることではないので、なかなか簡単にはいきませんね……。
ファンクラブの「ふるさと」はなぜ廃止?

県外に住んでいて試合には行けないけど応援したい方向けの「ふるさと」コースがなぜ廃止になったのか、という声です。
ファンクラブ運用の理由でなくなったと聞いていますが、「ふるさと」コースは、想像以上に廃止を惜しむ声が届いています。もともとコースが多くてわかりにくいというお声もあった中で、「観戦から参戦へ」というテーマに沿ってファンクラブ全体をリニューアルした結果ではありますが、県外の方向けには、もっと何か考えたいですね。オンラインイベントやライブビューイングをクラブ主催でやるなど、新しい取り組みを検討していければと思っています。
おお!ぜひとも!
クラファンやり過ぎでは?

いやいや、破産しそうなら、クラファン入れなくていいから!!
クラウドファンディングの規模にもよりますが、各クラブ年間一回から二回実施していますが、アビスパも同様の取り組みを毎年検討しています。クラブがクラファンを実施しても、ぜひご自身のできる範囲で大丈夫ですので、ご無理はなさらないでいただければ幸いです。
自分がときめくクラファンだけ、協力するようにしましょう。お互いのために。
ユニフォームが高すぎる

そもそも、ユニフォームを買う人は減っているんですか?
おかげさまで増えていますよ。一昨年は5,208着ですが、昨年は7,524着でした。かなり好調なんですよね。J1クラブのユニフォームでは、四番目くらいの価格でしょうか。
そうなんですね。値段が2.4万円から1.5万円になっても、十分「高額な衣服」のままですからね。サッカーファンにおける、正装。スーツのようなものです。そんな大幅に購入者が増えるようには思えません。それよりも、売上の損失が気になる……。
昨年のユニフォームの売上が1億6000万円を超えています。これはクラブを運営するうえで、非常に重要な売上なんです。
というか「毎年買わなきゃダサい」みたいな空気感を脱すればいいんですよ。いいじゃんか、去年の着て応援しても!!
本当におっしゃる通りです。大歓迎ですし、むしろ昔から応援していることのアピールにもなって、素晴らしいと思います。
毎年、2万円超えのほぼ同じデザインの衣服を無理して買わなくていいんだよ!異常だって!!
なんか妙に力こもってますね。もしかして……。
はい、お察しの通り、今年のユニフォーム、買ってないです!!理由は、高いからです!!でもええやん、スポンサードしたから、許して!!!
何も言ってないですよ。笑 いつもありがとうございます。でも、本当にそこはフランクになってほしいと思います。
そうそう。最近忙しいし、試合に行けない日も増えたから。正直、業績もそんなに好調じゃないし。年間パスの断念から始まり、毎年のユニフォームがしんどくなって……。でも、スポンサードは守りたいから……。
ですから、何も言ってないですって。笑 でも、本当に継続できるサポーター活動を一人ひとりの方々にしていただきたいですね。アビスパの勝利を願ってくれるだけで、十分サポーターですし、一人ひとりが大切です。
そうですよね。いろんな人が、いろんな事情を抱えながら、アビスパ福岡を応援しているんです。それぞれを尊重したいですね。ぼくも今年は昨年のユニで、誇りを持って応援しますよ!
ぜひとも、お願いします!
グッズにサポーターの意見を取り入れてほしい

デザインや形を投票まではいかないですが、意見は集めてらっしゃいますね。
そうですね。昨年末、グッズのアカウントでもアンケートを集めました。
あとはアビスパDAOに参加していただけると、そういった活動にも参加できると思います。グッズに対するご意見があれば、クラブへメールを頂ければと思います。よろしくお願いします。
債務超過は解消しますか?

当然これ、今期末に解消しないとライセンス剥奪されますからね。ちゃんと解消します。安心してください。
質問者の方も、川森会長からのその一言がほしいだけだと思います。笑
なぜアパマンはアビスパの経営を続けるのか?

どのくらいというか……。アビスパが何か、アパマンの「社業」に直接貢献することって、あるんでしょうか?
アビスパの現在の状況では、貢献というより社業への影響としては、人的リソースとお金がかかっているということですかね……。
もともと、なぜアビスパの経営を始めることになったんですか?
アパマンの創業の地が福岡であるというご縁があり、当時青年会議所のOBの方や、自治体、企業経営者の方々からお話をいただいた中で、お引き受けした経緯があります。支援企業として他に手を挙げる会社もなく危機的な状況でしたので、「地元に貢献したい」という想いから関わりがはじまりました。福岡の街に育てていただいた恩返しですね。
えっ、そんな理由なんですか? それで10年続けられます……?
振り返ったら10年経っていたという感じです。もともと、僕も一期2年という話でしたからね。
えっ、なのになぜ……。
やり始めたらですね……。市民クラブですし、アビスパ・グローバル・アソシエイツ(AGA)の地元企業の皆さんが手弁当でご支援いただいておりますので、アパマンもほぼボランティアですが、スポーツ事業に関われることを楽しみながら頑張っています。
経営から手を引きたい、やめたいと思うことはないんですか?
やり始めたら、責任感をもって、やり切るしかありませんし、やるからには高みを目指したいですね。毎月のAGA会議で理事(スポンサー)の皆さんからいただく叱咤激励や、スタジアムでお会いするファン・サポーターの皆さんの笑顔に触れると、さらに責任感が湧いてきますね。これはアパマン幹部もクラブスタッフも一緒だと思います。一生懸命ピッチで戦っている選手たちや、身を粉にしてクラブを支えているスタッフにも愛着や情が湧いてますしね。
今後はどうなっていくのでしょう。
J1リーグで上位争いや優勝を目指していますので、ユニフォームスポンサー様のような、軸となるパートナー企業を増やしていくという感じですね。責任企業としてアパマンが経営にタッチしながらも、福岡市やパートナー企業のオーナー皆様、ファン・サポーターの皆様と市民クラブとして運営していく形が、アビスパの近未来なんじゃないかと思います。ちょうど先日、メガバンクである三井住友銀行様が大口のスポンサー契約を締結していただきましたが、これからも時代にマッチした取り組みをスピーディーに取り入れた経営をすることで、パートナー企業が増えていければと思います。
なるほど……。市民クラブを維持することの意義の深さと、難しさを感じます。サッカークラブがあることって、本当に「当たり前」じゃないんだな。
なんで今年はあんなに補強できたの?

これ、みんなが疑問に思ってたことですね。
お金に関しては、毎年、予算はちゃんと取ってますから。財務的に良かったから、というわけではありませんね。債務超過ですし……。
そうなんですね。では、なぜ今年はたくさんの実績ある選手が獲得できたのでしょうか。
柳田強化部長のプレゼン力は大きいと思います。彼は、選手個人へのアプローチだけでなくクラブが何を目指しているのかを話してくれるんですよね。現在はこんな立ち位置で、来年や今後はこんなことを目指しているクラブなんだと。
あ、選手への交渉って、そういう選手に対するプレゼンの場があるんですか。
それは一人ひとり、必要に応じてやります。夏から争奪戦なので、ぼくもオンラインで出席することもありますね。パワーポイントのスライドを見せながら、お話しすることもあります。
おお。なんだか、生々しいな。どのクラブもそういうことって、やってるんですか。
どうでしょうか。クラブビジョンのプレゼンをやってるクラブは少ないのではないでしょうか。
へぇ〜!そうなんだ。それはなんだか、心強いですね。川森会長も、そんな場に参加されているんですね。
柳田強化部長から呼ばれれば、出ますよ。そういった、クラブの説明スライドを作れるような資料はたくさん持っていますし。立石副社長もグローバルな視点で参加したりもしますね。
金明輝監督の就任が影響するところもありますか?
大いにあります。金明輝監督のサッカーに関心があり、ミョンヒ監督のもとでプレーしたいという気持ちで入団した選手もいますね。そのような場合は、プレゼンするまでもなく、という感じです。
契約社員の給与、安すぎません?

けんけんやけんさんは、契約社員の募集を見つけちゃったんですね。
軸となる役職者ポジションの募集は主にスカウトの求人を使っていますので、一般に公開されていません。スカウトなので、ある程度の給料を設定しないと、応募は来ませんので、それなりの給与でオファーしています。一般的に中小企業は求人難と言われている中、スカウト人材で募集すると全国から多くの応募をいただいていますので、感謝ですね。
けんけんやけんさんが見つけた募集は、どういったものなのでしょうか。
ハローワークや求人表に出ている募集は、主に業務を限定した契約社員の方や、ご近所にお住まいで週4日以上など、決められた仕事をしていただく募集ではないかと思います。
公開されているのは、パートの求人みたいなものなんですね。安心しました。
大村さんはどれくらい経営にコミットしてるの?

どうなんですか実際。
シンプルに言うと、財務面と、AGAの議長という立場でサポートいただいてます。加えて経営者としてグローバルな視点でのアドバイスをもらっています。現在はAPAMAN社を経営する傍らスタンフォード大学の非常勤の研究員としてアメリカでの滞在も多いですね。
やっぱりお忙しいんですか。
ここ最近は平日の昼間はスタンフォード大学。週末だけ日本に帰ってきます。仕事はアメリカと日本の時差を活用して、平日アメリカの夜から深夜にオンライン業務です。超多忙な経営者です。
超激忙ですね……。
アビスパのこれからあるべき姿とは?

ロードマップを公開しているとおりです。Step3である、ACL出場。単純に何か勝ち負けだけじゃない、皆さんに心のよりどころになってもらえるような、クラブ以上の存在になることを目指しています。福岡のシティセールスの一助にもなりたいですね。

アビスパ福岡は誰のもの?

商法上は株主ですね。ただ、株主だけがいても、お客様がいないと成り立ちません。これはどの事業もそうですけど。応援してくれている皆様あっての会社ですし、クラブですね。
難しい質問ですね。クラブでもあり、会社でもある。川森会長や柳田強化部長、結城社長や社員の方々にとって、アビスパ福岡って何なんでしょうか。自分のものというわけではないでしょうし。
そこはみんな、地域の公共財になる意識を持ってお仕事していますので、それぞれで深く考え、強い想いをもって、業務に取り組んでると思います。スポーツ産業に身を置くものとして、経済活動だけでないものを背負っていると思います。
たとえば、ぼくは株式会社なかみは自分のものだし、社員は自分の会社と言えると思います。それはすごく、シンプルです。でも、サッカークラブだとそうはいかない。公共財という側面があるからです。だけど、生活もかかっている。
本当におっしゃる通りで、みんな大きな責任と使命感を持って業務に取り組んでいます。
そうですよね。それなのに、最近、社員の方が誹謗中傷に遭うことがあります。こんなことは絶対に許してはいけない。
それはJリーグ全体でも大きな問題になっています。今年Jリーグから「Jリーグにおける誹謗中傷・カスタマーハラスメント等への対応について」という方針が出ました。アビスパ福岡だけでなく、各クラブでスタッフの誹謗中傷、嫌がらせということが起きています。
アビスパ福岡での、誹謗中傷の実態はどのようなものでしょうか。
SNSでの誹謗中傷だけでなく、嫌がらせも起きています。私を含めた、スタッフの名前で通信販売で高額商品を注文し、突然知らない荷物が届くとか。電動ノコギリが届いたこともあります。
は? そんな人がいるんですか。信じられん。
すべて警察には届け出ています。基本的に丁寧に対応していきますが、行き過ぎた行為には、毅然とした姿勢で取り組んでいこうと思います。
うーん、そこまでとは知らなかった。胸糞悪いですね。仲間同士、人間同士。リスペクトしあって、アビスパ福岡を守っていきたいです。
SNSをもっとオープンにできないのか

これは2025シーズン開始前の質問なんで、まだ反映されてないんですが。今年、変わりましたね。
変わりましたね。YouTubeの「Another CAM」なんかは、ぼくも見てて感動しちゃいますし。
いやあ、アレいいですね〜。楽しいです。
ミョンヒ監督が広報や撮影に対して、とってもウェルカムなので、広報がグイグイ近づきやすくなりました。その結果、今年は選手との距離感が近い発信ができています。
Xの発信、ドキドキしますもん。笑 SNSの広報担当は昨年と代わったんですか?
いえいえ、同じですよ。広報チームも、どうすれば皆さんに楽しんでもらえるか、喜んでもらえるかを色々と考えて工夫を続けていますし、チームの体制も変わったことで、また新しく出来ることが増えてきたのだと思います。
担当が変わったと思い込んでました。同じ方なんだ。アツいなぁ。これからも応援しよう!!
川森会長個人に関する質問も…

あぁ、やっぱり一般庶民はダメですよね?
そんなわけないですよ!もしお声掛けしづらいようでしたら「シールちょうだい」というのをきっかけにしていただけたら。
おお、あのタカシくんシール、まだ在庫あるんですか。笑
社長の結城にも声をかけてあげてください。時間のあるときは、メインスタンドのゲートで開場時間に立って挨拶してると思いますので。
スタジアムでのサポーターとのコミュニケーションをどのように考えていますか。
直接のコミュニケーションは大切にしていますよ。特にユニフォームを着ている人はみんな知り合いだと思っていますので、お気軽にお声掛けください。

30代っぽい質問。
ぼくが大切にしている言葉は「謙のみそれを成す」です。物事を成し遂げるためには、謙虚な姿勢で向き合っていくのが、一番の近道という意味です。アパマンショップ創業者であり、私の上司でもある大村の言葉です。
その言葉とは、どういった場面で出会ったんですか。
賃貸管理会社で働いていた時代に、アパマン創業の小冊子がありまして、そこに書かれていて、感銘を受けたんですよね。あとは中村天風さんの教えも大事にしています。「成功の実現」という本があるので、よかったら読んでみてください。奈良選手に大事にしている本を聞かれたのでキャンプの時に話しました。クラブの若手幹部にも要約書をあげたりしています。
インタビュー、以上です!川森会長、毎年ありがとうございます。今年もがんばってください!
大塚さんも、毎年ありがとうございます!本日はありがとうございました。
読者のあなたも、完読お疲れ様でした。こんなに長い記事を最後まで読んじゃうなんて、相当なコアサポですね……!ぼくのYouTubeチャンネルもよろしくお願いします!
https://www.youtube.com/@TakumaOtsuka
今年は30周年の記念イヤー。みんなで応援して、いい一年にしましょう。
<編集後記>
