2025.02.16

大野城イオン向かいのミセス雅代で700円のランチバイキングを食べる

大野城イオン向かいのミセス雅代で700円のランチバイキングを食べる

こんにちは。福岡のなかみの編集長、大塚たくまです。

今回はぼくが、圧倒的に高い頻度でランチをとっているお店を紹介させてください。お店の名前は「Mrs.雅代」。もともとはワインバーだったお店が、現在では700円のランチバイキングを行っています。

ミセス雅代の「700円ランチバイキング」の全貌

※この看板は視認性を高めるために筆者が作りました

ミセス雅代のランチバイキングは11:00~13:00で開催されています。西鉄春日原駅から徒歩5分程度の場所に位置しています。

お店の前に「ランチバイキング」の立て看板が出ていれば、入店OK。思い切って、扉を開けちゃってください。入店すればカウンターに、所狭しと料理が並べられています。

メニューは日々、ママの気分によって変わります。カレーや唐揚げ、筑前煮や切り干し大根はほぼ毎回あるように思います。ただ、お客さんの入店状況によっては、おかずがスッカラカンのこともあるので、なるべく早めにお店へ行ってください。

料理はママの手作り。ママの味付けのセンスは抜群で、ぼくはもう、完全に胃袋を掴まれています。太るので、あまり食べたくないんですが、ママの唐揚げは本当に美味しい。

下味がしっかり効いてて、冷めててもウマい。ご飯をバクバク食べたくなる唐揚げです。

ママはとにかく煮物が超上手い。この筑前煮は、さっぱりしているのに、素材に旨味がしっかり染み込んでいて、めちゃくちゃ美味しい。なんでこんなに罪悪感がないのに、中毒性があるくらいウマいのか。

そもそも、仕入れている野菜が新鮮で美味しい。いい野菜使ってるんだよなぁ。ママはJAにお弁当を卸していることもあって、JAの直売所の厨房を使って調理しています。JAの新鮮な野菜を使うので、野菜も美味しいみたいです。

そして、ぼくはだいたいこんな感じのラインナップで食べています。気分やラインナップに応じて、おかずはいろいろ変えます。700円という安さなので、ぼくはあまりおかずのおかわりはやりません。

ちなみに、ごはんのおかわりは有料になりました。とはいえ、「大盛りで」とか言うと、けっこうなサイズ感で大盛りにしてくれます。

ちなみに雅代は、店内で販売するお弁当も大人気。こちらは500円で買えちゃいますので、要チェックです!早く買わないとなくなっちゃいますので、お早めに。

ぼくとミセス雅代の出会いは「お弁当」から

ぼくがミセス雅代の料理に出会ったのは、2014年頃。当時、会社員だったぼくは、大野城のとある会社で働いていました。そんな社屋に、お昼になると弁当売りがやってくるんです。下っ端のぼくが、毎回玄関で対応していました。

お昼ごはんを毎回外で食べていたぼくは、ものは試しと、買ってみることに。ワンコインで買える弁当はボリューミーで、どのおかずも心が温かくなる美味しさでした。

手づくりのごはんなんて、久々に食べた……

ぼくはその弁当売りから弁当を買い続けました。この美味しい弁当は、いったいどこの誰が作ってるのかと思い、お弁当のラベルシールに貼っている住所をGoogle Mapのストリートビューで調べてみました。すると「雅代」と看板がかかった、ワインバーが現れたのです。

えっ、これ、ワインバーで作ってるの?

調べて逆にナゾが深まる。この不思議な激ウマ弁当とのつながりは、ぼくが転職したことによって、一旦切れることになります。

時は過ぎ、2022年。起業して春日原にオフィスを持ったぼくは、近所のランチを次々に開拓していました。そんな中「お弁当販売中」と書かれた立て看板を発見しました。「おっ弁当じゃん」と思って、お店を見ると、見覚えのある「雅代」の文字。でも、「雅代」の住所は下大利にだったはず……。

とはいえ、この主張の強い看板を忘れるわけはありません。何らかの事情で、この場所に移転したんじゃないか。ぼくは足早に入店し、弁当を購入しました。そして、オフィスで一口食べた瞬間に確信したのです。

やっぱりあの雅代じゃん!!

再会を喜んだぼくは、貪るように雅代の弁当を味わいました。そして、それからというもの何度も何度も雅代に通い詰め、弁当を買い続けたのです。そして、2024年春。衝撃の立て看板を目撃することになったのです。

「ランチバイキング始めます」

胃袋だけの付き合いだった「ミセス雅代」と10年ごしの初対面

ママの雅代さん

ランチバイキングは、まさに、ぼくにとって夢の空間でした。弁当であんなにウマかったこのおかずも、あのおかずも、全部食べ放題なんですから。もう最高です。感極まったぼくは、雅代ママに話しかけます。

実はぼく、10年前からママの料理を食べているんです! 弁当をずっと買ってて。めちゃくちゃ美味しくて、感激です。

あら、そうですか! ありがとうございます。ランチバイキングのお客さんを増やしたくて。どうしたらいいと思います?

はからずも、集客に関する質問を受けてしまった。そんなママの問いに、コーフンしているぼくは、バカ真面目にこう答えてしまいました。

もっとメニューに野菜を増やしてくださいよ。今のラインナップ、揚げ物が多すぎです。唐揚げにチキンカツにメンチカツにスコッチエッグって。やりすぎでしょ。揚げ物ばかりじゃ、毎日来れませんよ。

つい熱くなってしまいました。10年食べているとはいえ、初対面の人にちょっと言い過ぎたかな……と、帰り道に反省。

ぼくは、翌日も雅代に行ってみました。するとどうでしょう。野菜のメニューがたくさん増えているじゃないですか。

お待ちしてました!あなたのことを考えながら作ったんですよ。このメニューなら、毎日来てくれるんでしょ?

びっくりしました。マジかよ、雅代。

めちゃくちゃウマいっす。最高です!毎日来ます!!

この人は只者ではない。ぼくは大喜びして、野菜メニューをたっぷり食べました。そして、そのまま超常連客となったのです。今では、この豊富な野菜メニューがランチバイキングでも人気を博しています。

「ミセス雅代」ワインバーから弁当業へ

さて、せっかく雅代のことを記事にするので、インタビューを敢行することに。ちょっと照れくさいけど、聞きたいことを全部聞くつもりです。

お店を開業したのは、いつ頃ですか?

いまから30年くらい前に、ワインバーをオープンしました。それまで、新聞の拡張員をやったり、弟の会社を手伝ったりしていたんです。でも、自分で商売をやるように、弟から助言を受けたんですよね。

その頃は弁当の販売や、ランチはなかったんですね。

そうなんです。ワインバーは、その後、スナックに業態変更をして、経営状況が良くなりました。……でも、バブルが崩壊して厳しくなったんです。

それで、弁当の販売を始めたんですか?

そうなんです。近くで働いている方に「お弁当を配達してほしい」とお願いされたんです。それから、紹介で弁当を配達する場所が増えていきました。その後、路上販売や仕出しなどもするようになったんです。

お弁当屋さんとして成功したんですね。どうやって広がっていったんですか。

お客様の紹介ですね。病院や公民館、学校など、口コミを通じて広がりました。

人に紹介したくなる美味しさの秘訣は「手づくり」

スタッフさんとも仲良し

ぼく、なんでそんなに紹介が広がったのかわかりますよ。料理が美味しいからです。料理はどこかで学ばれたんですか。

独学ですよ。小学校3年生くらいから料理を作るのが好きで。「雅代の料理は美味しいね」って、家族にも言われてました。振る舞うのが好きなんです。

そんな小さい頃から料理好きだったんですか。

小学校の運動会に、自分で作ったお弁当を持っていっていましたよ。

それはすごい。ホンモノだ。美味しさの秘訣は何でしょう?

私が「手づくり」で作って、美味しいと思ったものだけを提供していることじゃないでしょうか。私は、それが生きがいです。

いいですねぇ。これからこのお店、どんなふうにしていきたいですか。

ランチ営業で常連さんをつくって、ゆくゆくはその方々とお酒を飲んだりできるお店にしたいなあって、思います。だから、まずはランチに来てほしいですね。

なるほど。今日は貴重なお話をありがとうございました!

福岡のなかみ編集部オフィスのすぐそばに位置することもあり、お世話になりまくっている「ミセス雅代」の記事が作れてよかったです。

これからも長くお店が続くように、ぜひともあなたも雅代へおいしいごはんを食べに行ってみてくださいね。

<編集後記>

<FBS出演時の動画>

基本情報

店名 ミセス雅代
住所 福岡県大野城市錦町2丁目3-15
電話番号 092-501-1817
営業時間 11:00~13:00
定休日 土曜日、日曜日
アクセス 西鉄春日原駅から徒歩5分
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ライター情報

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大塚たくま

「福岡のなかみ」編集長。福岡のフリーライター、編集者。
独自のバズコンテンツ制作ノウハウとSEOの知見をかけ合わせたコンテンツで、便利で面白い記事をつくる。
独自のキャッチーな切り口で深く取材するスタイルを追求する、株式会社なかみの代表取締役。

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