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肉焼き酒場 二と九のステーキとワインに舌鼓! A5ランク黒毛和牛を日常で味わえる店
こんにちは。ライターのひらりです。
今日は仕事終わりに、なんだか美味しいお肉を食べたい気分。……別にそんなに特別な日ってわけじゃなくても、食べたいときは食べたいですよね。
今回、福岡のなかみで掲載パートナーに加盟していただいた「二と九」さんより、取材依頼をいただきました。なんと、ふだん使いできる価格で、A5ランクのお肉を楽しめるのだとか。
……いやいや、ふだん使いできる価格って、だいぶ厳しいよ。本当なんでしょうか……。ということで、福岡のなかみ編集部の女性スタッフを誘って、仕事終わりにアラサー女子飲み会を開いてみました。
目次
二と九は価格と品質のいいとこ取りができる

「二と九」は西鉄福岡(天神)駅から歩いて約5分、国体道路から一本入った小道にあります。
開店時間が17時のため、仕事終わりの流れで、そのまま立ち寄れます。天神には公共交通機関(電車・地下鉄・バス)が揃っているので、食事後の帰宅手段には困りませんね。
ステーキなど値段を気にして食べるのを我慢しがちな肉料理を、お手頃価格で楽しめるお店を作りたいと考えた店長さんが2017年に「二と九」をオープン。それ以降、たくさんのお客さんが訪れる人気店です。

席数は33席。脚の高い椅子が中心で、カウンター席の椅子にも背もたれがあるのは嬉しいポイントです。

木とコンクリートの打ちっぱなしで、おしゃれな内観は居心地抜群。おしゃれな店内に胸を躍らせつつ、人気店の味を堪能したいと思います。店主の福本さんに、おすすめのメニューをうかがうことにしました。
女性2名で仕事帰りにお肉を食べながら、お喋りしたいなぁと思っているんですけど、どんな注文がいいと思いますか?
かしこまりました!おすすめのメニューをご紹介します!
二と九のおすすめは赤ワインのスパークリング

店主の福本さんがおすすめしてくれたのは、「クエルチオーリ レッジアーノランブルスコ ドルチェ」という赤ワインでした。甘口です。
これはどんなワインですか?
爽やかで控えめな発泡で、イチジク・いちごの優しい甘さが特徴のワインです。
えっ、発泡……? これ、スパークリングワインなんですね!
スパークリングワインといえば、白ワインのイメージだった私。赤のスパークリングもあるんですね。

えっ、このワイン、おいしい!
お酒に弱い私は、実はそんなにワインを飲まない方……。でも、このワインはそんな私でも、香りや味わいを楽しめます。
赤ワインのアルコール度数はだいたい11〜15%程度ですが、ランブルスコ ドルチェのアルコール度数は8.5%とやや低めです。私のようなワイン初心者や、度数の強いお酒がちょっぴり苦手な方でも親しみやすいと思います。
二と九ではキュウリの肉みそもA5ランク

次におすすめしていただいたのは、冷製おつまみの「自家製肉みそキュウリ」。
みずみずしいキュウリが美味しいのはもちろんなんだけど、この肉みその旨みがすごい……。
食べてみて驚きました。肉みそによって、私はキュウリに塩分を乗せるつもりでしたが、私が乗せたのは「お肉の旨味」でした。
実は、その肉みそのお肉も、A5ランクですよ。
えっ……?

添えものと、侮るなかれ。
肉みそがA5。その発想はありませんでした。400円台で提供されている、「自家製肉みそキュウリ」の肉みそがA5ランク。どうなっているのでしょう。こんなにお肉の上品な旨みを感じる肉みそは、初めて食べました。
1品目から「二と九」はエンジン全開でお客さんの胃袋を刺激してきます。今日は、凄いところに来たみたいです。

おすすめのスピードメニュー2品目は「山芋キムチ」。シャリッとした歯応えと、噛むごとに増すトロッとした粘り気……。キムチの旨みと程よい辛みによって、さらに食欲が増します。
赤ワインとアヒージョの組み合わせも最高

赤ワインと一緒に味わってほしいのが「クリームチーズとマッシュルームのアヒージョ」です。オリーブオイルの熱でトロッとしたクリームチーズの下には、トマトやアンチョビ・マッシュルームが隠れています。

アヒージョとのペアリングで活躍するのが、お通しのバゲット。
福本さんおすすめの食べ方は、バゲットにクリームチーズを塗り、その上にアヒージョの具材をトッピングする方法。

ニンニクの風味を感じるオリーブオイルが染み込んだバゲットをパクッと頬張れば、じゅわ〜っと旨みが溢れ出ます。これと赤ワインが合うんです……。

お通しのバゲットはおかわりが無料。温めたてを提供してくれるので、届いた直後はモチモチ、少し時間をおくとカリっとした食感に変化します。

アヒージョとワインとバゲットだけで、ずーっといれちゃうなぁ……。
実際にアヒージョとワインとバゲットで、おしゃべりを楽しみ続けるお客さんもいらっしゃるそうです。うん、めっちゃわかります……!
二と九は串焼きもおすすめ

ギッシリ詰まったレタスのシャキシャキ感と、脂っこすぎないお肉に、少し甘めなタレのバランスが最高。
タレは焼鳥のタレというよりは、焼肉のタレのような味わい。店主の福本さんが、二と九のオープン前に、焼肉屋で働きながらお肉の勉強をしていた影響で、串のタレは自然と焼肉の揉みダレに決まったそうです。

こちらは、上品な柔らかさとさっぱりした旨みが特徴の牛タン串。
牛タンを丸々1本仕入れて下処理からお店でしているため、牛タンの中でもっとも美味しい部位を、手頃な値段でいただくことができます。贅沢な一品です。
乾燥中の牛タンは、店内で1日〜2日吊るして保管しています。料理として提供されるまでの下処理の過程を直接見られるおかげで、食材への信頼性や安心感が高まりました。
いや〜、どれも美味しい! 大満足……!!
まだ満足するのは早いです! 看板メニューのステーキが焼き上がりましたよ!
そうだった……! ついにステーキです。
A5ランクを味わい尽くす!二と九自慢のステーキ

「ニと九」のステーキは、高品質なお肉をリーズナブルなお値段で味わえるお店自慢の逸品です。
今回はお客さんから高い支持を得ている、二と九ステーキと赤身ステーキの組み合わせで「ステーキSサイズ2種盛り」をいただきました。

ステーキは炭火で焼き上げているため、口に入れる前から香ばしい香りが漂ってきます。食べる前から、すでに美味しい。
焼き具合はもちろんですが、炭の量の調整も大変です。日によって、湿度や天候が違うので、そこも考慮しながら調整しています。
毎日、炭火で上手に焼き続けるのって、大変なんですね……。

A5ランクのお肉自体が美味しいのはもちろんですけど、焼き具合が最高!
焼き上げのポイントはお肉の弾力と温度です。お肉の中心にゆっくりと熱を与えることで、脂身の旨みを最大限引きだす温度に調節します。
それを炭火でやっていくわけですよね。気が遠くなる……。
焼きと寝かせの工程を3〜5回ほど繰り返し、弾力を常に確認しながら、焼いていくんですよ。
「お手頃価格のA5ランクステーキ」なのに、ものすごい手間のかけよう……。焼き上げには熟練の職人技が必要で常に目が離せない調理法のため、ステーキを焼けるのはお店でたった2人だけなんだとか。
質の高いお肉を最も美味しい状態で提供するための工夫と手間が詰め込まれたステーキ。さすが、「ニと九」自慢の逸品です。
締めのボロネーゼまでA5ランク

最後に食べるのは、〆のメニューとしては珍しい「特製ボロネーゼ(825円)」です。このボロネーゼのお肉もA5。
正直、もうお腹いっぱいで注文しすぎたかも…と不安でしたが、美味しいものは別腹。もちっとした平麺とゴロゴロのお肉が食欲をかき立てます。食べすすめる手は止まらず、あっという間に完食しました。
衝撃の肉寿司「肉撃」たくさん食べたし飲みました

ほんとに美味しい。他にもたくさん食べたし飲みました……。たとえば「凍らせ生レモンサワー」は王道の人気ドリンクです。名前の通り、レモン丸ごと一個を凍らせ、大きめにカットしています。
レモンのさっぱりした味わいが楽しめ、最後まで冷えた状態でサワーを楽しめるのがありがたいポイントです。レモンを残しておけば、おかわりの注文(319円)ができます。

こちらはコーヒーの後味がクセになる、コーヒークラフトハイボール。これも美味しかった〜!
飲んだ瞬間に感じるハイボールの味が、後から追いついてくるコーヒーの香りと味に包まれていく不思議な感覚を体験できます。

もうこれにハマって、これしか飲まない人もいるんだとか。コーヒー好きの方にぜひ一度飲んでもらいたいです。

さらにA5黒毛和牛赤身握り(349円)・肉撃(198円)・牛タン握り(429円)もいただきました。A5黒毛和牛赤身、牛タンはもちろん絶品。
でも、すごいのが安いのにA5ランクの「肉撃」です。

肉撃は、しっかり火を通しつつ程よい赤みを残す炙りが特徴。
肉撃は、A5ランク黒毛和牛の肉寿司なのに、198円。肩バラ肉を使用しています。お手頃すぎる価格設定と独特なネーミングは、どちらもお店でアルバイトをしている子との会話がきっかけ。
「肉寿司が何円だったらびっくりする?」って聞いて、「200円以下だったらびっくりする」と言われたので、この価格にしたのだとか。原価とかは考えてないみたいです……。
ちなみになんで名前は「肉撃」なんですか?
バイトの子たちと名前を考えていたときに、1人の子が名前を考えるのに集中してて、コンロにぶつかったんですよ。それで「肉撃」に。
え?
肉寿司の名前を考えながら、コンロに突撃したので、それを略して。
肉……撃……?
ぜひ注文してみてください。
二と九で「福岡のなかみコース」をご体感ください

美味しかった……。ワイン好きがいないのに、2人で1本空けちゃいました。こんなの初めてです。
うわ〜、よかったです!ありがとうございます。
記事の読者の方にも味わってほしい。このメニューを読者限定のコースにして、注文できるようにするのはどうですか?
おお、それ面白いですね。ぜひやりましょう!!
……ということで、なんと「二と九」と「福岡のなかみ」のコラボコースが誕生しました!

二と九の看板メニューが思いっきり味わえます。さらに、記事にも登場したお肉料理によく合う、おすすめのスパークリング赤ワインもセットになっています。
2人で1万円のペアセット。ぜひ、楽しい夜をお過ごしください!
二と九で美味しいお肉がお手頃価格で食べられる理由とは?

お手頃な価格とは聞いていたけれど、お会計安すぎ……。A5ランクの黒毛和牛を堪能して、ワインも1本開けたよ?
おいしいし、おしゃれだし、お会計まで安くて。いいことづくめだった二と九。お店のことがもっと知りたくなった私は、店主の福本さんにインタビューに答えていただきました。

ごちそうさまでした!ご飯もお酒も美味しくてお腹いっぱいです。でも、A5ランクのお肉を使っているのにお会計が想像より安くて驚いています。
安さの秘密は仕入れの仕方です。産地を指定せずに大体の仕入れ値を提示して、この価格で仕入れられるお肉を卸してくださいってお願いしてるんです。
へぇ〜!「A5ランクの黒毛和牛」であることを重視しているのか。柔軟な発想ですね。
仕入れ先のお肉屋さんとは、10年以上の付き合いがあるんです。こちらのオーダーに対して色々と工夫をしてくれて本当に助かってます。

他と比べて仕入れ値を抑えられるから、お手頃な値段で黒毛和牛を食べられるんですか?
「リーズナブルな値段でお肉を食べてもらいたい」という信念で、このお店をつくったので……。その信念で、肉料理に関しては特に価格を頑張っていますね。
努力や工夫の結果で、この美味しさと価格の両立を実現しているんですね。
美味しいものが好きな方、お肉が好きな方に普段使いしてほしいんです。ただ、価格の安さが原因で誤解されることもあって……。
えっ、それはどんな誤解ですか?
「安いから、良い肉を使ってるわけがない」という誤解ですね。たとえば「566円の牛タン串が良い肉のわけがない」というような……。

あんなに美味しいのに……。
もっともっと精進して、安くても美味しいお肉を食べられるお店だと知ってほしいです。
「肉を食べるハードルを下げたい」

あそもそも、なぜ「二と九」を開こうと思ったんですか?
子供の頃から肉が好きだったっていうのも理由のひとつですけど、とにかく『肉を食べるハードルを下げたい』って思いが強かったんです。
『肉を食べるハードル』……?どういうことですか?
たとえば、焼肉とかバーベキューって気軽に食べられるけど、ステーキって言われると「高いなぁ」と引いちゃいませんか?
たしかに。ステーキが食べたくなったとき値段を考えて「ダメ!冷静になれ自分!」って、我慢する方向に舵を切ります。
美味しいお肉を食べたいけど、高いからたまにしか食べられないって……。悔しいじゃないですか。
そんなことを考えてくれる人がいるとは……!だから、気軽に立ち寄って、手頃な価格でお肉を味わえるお店を作ったんですね。お肉好きのヒーローだ。

誰でも気軽に立ち寄れるし、食べ飲み歩きに慣れている方にも訪れて満足してもらえるお店をこれからも追い求めたいです。
今泉エリアのお店って若者向けの印象がありましたが、「二と九」は、私たちのような20〜30代女性でも、気軽に立ち寄りやすいなと感じました。
天神の駅近くという立地を活かして、平日の仕事終わりに友達集まったり、気の合う同僚たちと日頃の話をしながらリラックスしてもらえたらうれしいですね。
今泉エリアのお店って若者向けの印象がありましたが、「二と九」は、私たちのようなアラサー世代が「ニと九」に来ることで、明日を頑張る気持ちを充電できる気がします!本日は貴重なお話をありがとうございました。
肉焼き酒場 二と九で美味しいお肉を食べよう

ぜひ「二と九」と「福岡のなかみ」のコラボコースを注文してみてください。

思いっきり二と九の看板メニューが思いっきり味わえます。さらに、記事にも登場したお肉料理によく合う、おすすめのスパークリング赤ワインもセットになっています。
2人で1万円のペアセット。ぜひ、楽しい夜をお過ごしください!
基本情報
店名 | 肉焼き酒場 二と九(にときゅう) 天神 |
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住所 | 福岡県福岡市中央区今泉1-17-18 1F |
電話番号 | 092-725-2109 |
営業時間 | 月~日、祝日、祝前日: 17:00~翌1:30 (料理L.O. 翌0:30 ドリンクL.O. 翌1:00) |
定休日 | 不定休 |
アクセス | 西鉄福岡(天神)駅 南口 徒歩5分 ※国体道路沿いのドンキホーテ裏 |
その他 | 17時~18時はハッピーアワー開催中 |
ライター情報

ひらり
生まれも育ちも福岡。笑うと目がなくなる博多っ子。
音楽と本が必需品で、好きな言葉は1日8時間睡眠。
相手に寄り添う深掘り取材と読者目線のバランスを大切に、魅力と情報をぎゅっと詰めこんだ記事を届ける。