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九産大前のカフェ「knock knock」で大学時代思い出の絶品パンケーキを食べる
こんにちは。ライターのたむらまゆこです。
もうすぐ、私が大学を卒業して1年が経ちます。大学時代、よく通っていた思い出の店があります。それが、パンケーキとスイーツのお店「knock knock」です。
実は店主のさかしたさんには、ライターになりたいということを、大学生のときから話していました。
ちょうど1年前くらいに「いつかライターになってknockknockに取材しに来ます!」と言っていたので、その夢が叶いました。
毎月通いたいと思うほどのパンケーキの魅力を紹介します。読み終える頃には、きっとあなたも「knock knock」のパンケーキが食べたくなっているはずです。
目次
大学時代、私の居場所だった「knock knock」

knockknockは、JR九産大前駅から徒歩10分程度の場所にあります。
私が大学に入学した当時は、大学入学と同時にコロナ禍になり、人と接する機会が激変しました。サークル活動が中止になり、授業以外での活動に参加する機会が減ったのです。私は、大学での居場所がないように感じていました。

そんな孤独を感じていた時に見つけたのが「knock knock」です。すぐに気に入った私は、頻繁にお店へ行くようになりました。
「本日おやすみ」の看板がなければ、営業中です。入店すると、ショーケースにずらりと並べられているケーキやスイーツが目に飛び込んできます。

どれもこれもおいしそう。食べたことがあるお菓子でも、ひと目見るとまた食べたくなるんですよね……。
店内は温かみがありアットホーム。甘い匂いに包まれ、時間を忘れてしまうほどの居心地の良さを感じます。

店主のさかしたさんには、学生生活のことやバイトでの出来事、将来の夢のことを話すようになっていったのです。就活でつらいことがあったときも、嬉しい報告があったときも。私はパンケーキを食べにknock knockへ行きました。
私の学生時代のそばに、knock knockがあったからこそ、学生生活を乗り越えられたと感じています。
knock knockの看板メニュー「パンケーキ」おいしさの理由

こちらがknockknockの人気メニューであり、私も学生時代から食べ続けている、大好きなパンケーキです。店主のさかしたさんが1枚ずつ丁寧に焼いてくれます。
本当においしくて何度食べても飽きの来ない味です。今回は生クリームとアイスをトッピングしました。

フワフワのパンケーキをナイフで切ってみると…

パンケーキと思えないほどのトロトロ感!ほどよい塩気が甘さを引き立て、後を引くおいしさです。
トッピングの生クリームとアイスを乗せて食べると、また味が変わっておいしい。

生クリームに使われている、オームピュアクリームは、生乳の質にこだわった鮮度の高いクリームです。さっぱりとしつつもコクのある生クリームです。「生クリームとアイスをのせても甘くなりすぎないように、計算し尽くされている……」と、素人の私でも感じます。
一口食べると、軽くもっちりしていて、口溶けのいい食感を楽しめます。こんなにエアリーな食感なのに、噛み応えがあるところが不思議です。
なんともクセになるこの食感。何か工夫があるんですか?
材料の配合で、食感を調節しています。噛んだときの心地よさや、クセになる噛み応えを追求しました。
どうして、そこまで食感を追求されたんですか?
味の感じ方って、人それぞれだけど、食感は人によってあまり差がないじゃないですか。だから、とくに重要だと思っているんです。
言われてみればたしかに……。揚げ物を食べればサクサクだし、パンを食べればフワフワ。心地よい食感を追求すれば、おいしさは伝わりやすくなるわけですね。さかしたさんが食感に目をつけて、研究した理由がわかりました。
パンケーキは人気メニューのため、すぐに売り切れることもしばしば。絶対にパンケーキを食べたい方は、取り置きの電話をおすすめします。
knock knockを始めた理由は?

knock knockを開いたきっかけは何だったんですか?
有名なお店や海外に行っても「おいしい」と自信を持って言える、パンケーキができたからです。
開店のきっかけも「パンケーキ」なんですね。やっぱり、昔からパティシエを目指されていたんですか?
いや、昔はやりたいことが何もなくて……。自分でもやれそうと思ったのがお菓子づくりだったからですね。
……え?
なにか大きな「志」があって、お菓子づくりを始めたわけじゃないんですよ。
でも、「志」や「目標」がないと、くじけてしまいませんか?
目標らしい目標がなかったからこそ、挫折しなかったとも言えます。お菓子づくりの修行中、辞めたいと感じたこともありました。でも、これまで積み上げた大切な修行の時間を無駄にしたくないという想いの方が強かったんですよね。
さかしたさんの経緯は、私にとって意外でした。2年ほど前から通っている私は「こんなにおいしいパンケーキを作るんだから、きっと昔からパティシエになるのが夢だったんだろう」と勝手に思っていたんです。
最初は「志」や「目標」がなかったとしても、目の前のことを一生懸命頑張り続けていれば「これしかない」というものに出会うこともあるんだなぁ……。
knock knockの居心地の良さの秘訣

ケーキ屋さんやカフェ、ホテルで修行を積んだ末、2022年にパンケーキとスイーツのお店knockknockがオープンしました。
これからknock knockをどんなお店にしたいですか?
これからも、日常使いしてもらえるお店でいたいと思っています。お客さんも、ぼくも、気持ちよく続けられる。そんな自然体の営業スタイルを継続したいです。
たしかに、さかしたさんが自然体だから、お客さんもリラックスできると感じます。
世代問わず、来ていただけるお店にしたいです。楽しくて、おいしいお店だと思ってもらえるように頑張ります!
パンケーキやケーキのおいしさももちろんですが、さかしたさんの自然体な人柄もknockknockの魅力に繋がっているのだと気づきました。

今まで食べたことのないほど、おいしいパンケーキ。ぜひ食べに行ってみてください。プロペラ帽子を被ったさかしたさんが出迎えてくれます。
<編集後記>

基本情報
店名 | knock knock |
---|---|
住所 | 福岡県福岡市東区松香台2丁目1-25 |
電話番号 | 080-4696-0323 |
営業時間 | 12:00~18:00 |
定休日 | 不定休(Instagramに毎月の営業日が記載されています) |
アクセス | JR九産大前駅から徒歩約10分 |
その他 | 駐車場平日2台、土祝4台、日曜6台 |